JR貨物・EF200形 直流電気機関車
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EF200形直流電気機関車は、交直両用のEF500形とほぼ 同時期の'90年に登場し、共に各軸駆動のVVVFインバータ 制御を採用し、6000kWというかつて無い最大出力を有した 6軸機であり、全21両が製作された。 車側面に描かれた「INVERTER HIGH-TECH LOCO」のロゴ が斬新で、これで漸く我が国にも欧州並みの最新鋭大出力 機が登場したと期待されたが、変電所容量や線路有効長等 の地上設備との協調が取れず、貨物輸送需要の衰退に伴い その出力性能も持て余し気味で、ノッチ制限にて運用せざる を得なかったのが残念であった。 製作メーカである日立製作所が機関車分野から撤退した ため保守部品の入手が困難となり、'15年から徐々に廃車 が始まり、遂に'19年3月をもって全機引退となった。 外観のデザインも塗装色も欧風でセンスがあり、上記には ブルーとライトグレーの旧塗色で活躍していた頃の姿を示す。 |