国鉄・キハ58系気動車
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キハ58系は、キハ80系特急型DCの成功を受けて、その足回り と急行型電車の車体と接客設備を組合せて、'61年に登場した 急行型気動車の雄である。 北海道向けキハ56系、信越線向けキハ57系も含め総計1818 両が製造され、全国非電化区間の輸送近代化と所要時間の 画期的な短縮に貢献した。 JR民営化以降はローカル運用に落ちぶれ、ジョイフルトレインと して改造されたバージョンも多彩を極めたが、'00年代には殆どが 定期運用を外れ、僅かに残存していた波動用も全て姿を消した。 均一周遊券を片手に全国を駆け巡った学生時代、何時も道中 お世話になったのがこの車両であった。DHM17H型ディーゼル機関 の心地良い響きを子守唄代わりにボックスシートに身を埋めたり、 窓を全開にして駅弁にパクついた頃が懐かしい。 ← '88-8-4 関西線 大河原 202D 急行 かすが |