国鉄・711系電車
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711系は在来線初の交流専用電車であり、北海道初 の小樽-滝川間電化開業に合わせ'68年に登場した。 サイリスタ位相制御による連続制御を初めて採用した のが特長であり、直流電車や交直流電車が抵抗制御 を、交流専用の新幹線が変圧器タップ制御を採用して いたのに較べて粘着性能とメンテナンス性を改善した。 北海道の車両に見られる様に高さの低い一段上昇式 二重窓を装備した両端デッキ付き2扉の1M車で、耐寒 耐雪仕様が各所に見られた。また、近郊形電車である が急行形に準じたクロスシートの室内で、「かむい」等 急行運用に供されたのが懐かしい。 老朽化に伴い721系等の後継車に道を譲り、'15年3月 には全車廃車となった。 |