国鉄・EH10形 直流電気機関車
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EH10は、我が国初の2車体永久連結方式の8軸大容量 直流電気機関車で、定格出力2530kWを有する。'54年に 登場し、翌年の東海道線・稲沢〜米原電化時には関ヶ原 越えの区間も含め、1200ton牽引の通し運転を実現した。 EF60が導入された'60年以降は、これら6軸で同等出力を 有し車体長も短く軽量で、遥かに優れた高速性能を持つ 新型機に、高速貨物輸送の役目を取って代わられた。 沿線では毎日の様に見掛けたが、"マンモス電機"の愛称 で東海道線に特化して黙々と働いていた印象が強い。 青い標準機の中で真っ黒な車体は控えめで、スマートな 旅客用EF58に比べても平面的デザインは陳腐で魅力に 乏しく、あまりカメラを向けなかったのが残念である。 |