肥薩線・大畑ループ線
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肥薩線は明治42年に開通し、昭和2年に現在の海岸ルートが 出来るまでは、旧鹿児島本線として肥後と薩摩とを結ぶ幹線 であった。 この路線は主に3つの区間に分類され、八代から渓流球磨川 沿いに人吉に至る区間は景勝地が多く、人吉から吉松までは 25‰が連続する矢岳越えの難所があり、吉松から隼人までは えびの高原を緩やかに下っていくという感じであった。 大畑駅は日本一を誇るループ線の途中に存在する駅であり、 スイッチバックと共にその雄大さは忘れられない。真幸駅にも 同様のスイッチバックがあった。 のんびり次の列車を撮影するためにループ線で待っていると、 人吉をD51が発車した頃からだろうか、列車到着の20分以上 も前からその汽笛とドラフトが風に乗って、絶え間無く聞こえて 来るのには、いたく感動した。 ← '71-3-26 大畑 843レ D51 1151号機+オハフ61 |