国鉄・福塩線
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福塩線は山陽線の城下町福山と芸備線の塩町を 結ぶローカル線で、福山から家具の町として名高い 府中までは電化されているが、それ以北は非電化 路線で直通列車は設定されていない。 電化区間の前身は両備軽便鉄道であり、戦前に 電化、国有化、改軌され、省形電車が導入された。 戦後は買収国電や17m国電が入線するなど数奇な 運命を辿り、近隣の宇部・小野田、可部線と並び、 趣味的には興味深い車両の宝庫であった。 私が初めて訪問した'75年頃は、既に関西から流れて 来た20m国電に置き換えられており、この線区独特 の濃紺の塗装色が異彩を放っていた。 '77年には阪和線から70系が転入、'81年からは105 系が導入され、新性能化が図られた。 |