国鉄・715系交流近郊形電車(581/583系改造車)
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輸送体系の変化に伴い大幅な余剰車の出た交直両用 寝台電車581・583系を短編成近郊形に改造して、交流 区間専用車として生まれたのが715系であった。 '84年2月には長崎・佐世保線向けに「715系0番台」が、 '85年3月には東北線仙台地区向けに「715系1000番台」 が投入され、地方都市圏列車の電車化と高頻度運転化 に貢献した。 一部ロングシート化された部分はあるものの、改造は 最小限に簡略化されているので、車内では寝台車の 名残が多く見られ、切妻形の先頭車改造車は重厚な 感じがする。 昼夜兼行の寝台特急運用で酷使されたため、改造時 には既に残存寿命は少なく、0番台、1000番台共に'98 年までに全車廃車となった。 |