国鉄・キハ35系(1)−想い出のカラー

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'84-6-7 高砂線
高砂北口〜尾上
キハ36 41 他2連

'82-12-11 和歌山線
和歌山
キハ35 124 他4連

'85-1-5 山口線
津和野
キハ35 214 他2連

'82-8-5 香月線
香月
キハ36 44 他2連




'84-11-11 参宮線 多気
キハ30 43 他2連


('70年内の画像は下記をご覧下さい)
"国鉄・キハ35系(2)−'70年代"



キハ35系は、大都市近郊の非電化区間の改善のため'61年から関西線湊町口に投入された通勤型気動車である。外吊式の両開扉にロングシートが特長で、片運トイレ付の35形、片運トイレ無の36形、両運トイレ無の30形が存在した。

寒冷地向けの500番代やオールステンレス車体の900番代も登場し全国に配置された。但し、本来の通勤用途で使用されたのは関西線、川越線、筑肥線などであり、その他の線区では他の一般型気動車と混用されていた。

全413両が製造されたが、ローカル閑散線区での寒々としたロングシートは不評であった。私も上記に紹介した通り、各地でキハ35系には出会ったが、乗るのは決まって旅行気分が味わえる併結された20系等のクロスシート車の方だった。

'84年から廃車が始まり、近年では関東鉄道常総線に譲渡された車両も'13年に運行終了した。久留里線で最後まで稼働していた3両の内1両が譲渡先の水島臨海鉄道で運用されているのと、機器流用されたキハ38形を残すのみである。